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ゴビンダ・プラサド・マイナリ DNA型鑑定結果 再審開始決定 [◆ ニュース]



ゴビンダ・プラサド・マイナリ DNA型鑑定結果 再審開始決定

 「感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます」。横浜刑務所(横浜市)に服役中のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者は、接見した弁護人から再審開始決定を伝えられると、喜びをあらわにした。
 弁護人によると、接見は約1時間で日本語を交えて行われた。マイナリ受刑者は終始落ち着いた様子だったが、日本語で「私の無実、真実を信じてくれた裁判官に出会えてうれしい。弁護人や支援者の皆さんの精いっぱいの努力と支援の結果。一日も早くネパールに帰って、病気の母に会いたい」と話すと、うれしそうな表情を見せた。
 一方で検察に対しては、「15年間の時間は戻ってこない。もうこれ以上戻らない時間を増やさないでほしい」と異議申し立てをしないよう強く訴えたという。


 東京電力の女性社員を殺害して現金を奪ったとして、強盗殺人罪で無期懲役が確定したネパール国籍の元飲食店店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(45)の再審請求審で、東京高裁(小川正持裁判長)は7日、「第三者が被害者と性交し、殺害した疑いがある」として、再審を開始し、刑の執行を停止する決定をした。
 逮捕から15年、確定から8年半を経て、裁判のやり直しが認められた。東京高検は同日、決定を不服として同高裁に異議を申し立てた。このため、高裁の別の裁判部で改めて再審の可否が審理される。
 マイナリ受刑者が2005年3月に再審請求していた。請求審では、DNA型鑑定結果への評価が主な争点となった。
 鑑定では、被害者の体内から採取された精液のDNA型が、殺害現場に残されたマイナリ受刑者とは別人(X)の体毛と一致。被害者のコートの血痕などにもXのDNA型が含まれると考えられるとされた。
 高裁は決定で、こうした鑑定結果などから、Xが現場の部屋で被害者と性交した後に殴って出血させ、コートに血が付着した可能性があると指摘。「被害者がマイナリ受刑者以外の男と現場の部屋に行ったことは考えがたい」とした確定判決の判断に、疑問が生じたと認定した。
 確定判決は現場のトイレで発見されたマイナリ受刑者の精液を有罪の根拠としていたが、決定は新たな精液の実験結果や、被害者の手帳の記載などから、「(同受刑者が)性交したのは事件当日より前だった疑いがある」とした。
 その上で「新証拠が公判に提出されていれば、有罪認定されなかったと思われる」と結論付けた。



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